大田区で冷蔵庫を処分したいものの、「粗大ゴミとして出せるの?」「費用はどれくらいかかる?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品目となっており、大田区では通常の粗大ゴミとして処分できません。処分方法によって費用や手間が大きく異なるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
この記事では、大田区で冷蔵庫を処分する方法や費用相場、注意点についてわかりやすく解説します。
スタッフ
大田区で冷蔵庫を粗大ゴミで捨てられない理由

大田区に限らず、日本全国で冷蔵庫は「粗大ごみ」として処分することができません。その根拠となるのが、1998年に制定された「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」です。
エアコン・テレビ・洗濯機(衣類乾燥機)・冷蔵庫(冷凍庫)の4品目はリサイクルが義務付けられており、廃棄物の減量と希少資源の有効活用を図ることが法の目的です。冷蔵庫の断熱材や冷媒には環境負荷の高い素材が使われているため、適切に分別・処理する必要があります。
大田区でも区の収集車では回収を行っておらず、以下に紹介する専用の処分方法を利用しなければなりません。
大田区で冷蔵庫を処分する方法

大田区で不用になった冷蔵庫を処分する方法は複数あります。費用・手間・スピードがそれぞれ異なるため、ご自身の状況に合った方法を選ぶことが大切です。
主な選択肢として、家電リサイクル受付センターへの依頼・指定引取場所への持ち込み・SG-ARKの利用・家電量販店の回収サービス・リサイクルショップへの売却・不用品回収業者への依頼の6つがあります。それぞれの特徴や手順を以下で詳しく解説します。
- 家電リサイクル受付センターに依頼する
- 指定引取場所へ直接持ち込む
- SG-ARKに申し込む
- 家電量販店の回収サービスを利用する
- リサイクルショップへ売却する
- 不用品回収業者に依頼する
家電リサイクル受付センターに依頼する
家電リサイクル受付センターは、東京23区の区民が利用できるリサイクル家電の回収申し込み窓口です。大田区指定の業者が自宅まで冷蔵庫を引き取りに来てくれるため、車両を持っていない方でも安心して利用できます。
ただし、自宅内からの搬出には基本的に対応しておらず、玄関前など屋外まで自力で運び出しておく必要があります。電話(0570-087-200)またはインターネットで申し込みができ、受付は月曜日〜金曜日の9〜17時です。収集運搬料金の基本料金は2,600円〜4,000円程度で、リサイクル料金とあわせて支払います。
指定引取場所へ持っていく
自家用車などで冷蔵庫を運べる方には、指定引取場所への直接持ち込みが最も費用を抑えられる方法です。収集運搬料金がかからず、リサイクル料金のみで処分が完了します。大田区内の指定引取場所は以下の2か所です。持ち込む前に郵便局でリサイクル料金を振り込み、「払込受付証明書を貼付したリサイクル券」を必ず持参してください。
なお、土曜日は家電リサイクル料金の振込業務が行われないため注意が必要です。
| 施設名 | 所在地 | 電話番号 | 営業時間 |
|---|---|---|---|
| 株式会社ロジネットジャパン東日本 | 大田区京浜島3丁目3-12 | 03-5755-9400 | 月〜金 9:00〜17:00(受付16:30まで) 土 不定休(要事前確認) |
| 岡山県貨物運送株式会社 京浜支店 | 大田区平和島2丁目1番1号 | 03-3762-8261 | 月〜金 9:00〜17:00(受付16:30まで) 土 9:00〜12:00(受付11:30まで) |
SG-ARKに申し込む
SG-ARKは、SGホールディングスグループのSGムービング株式会社が運営する家電4品目の回収・リサイクルサービスです。WEBから郵便番号を入力するだけで簡単に申し込みができ、収集運搬許可業者が適切に対応します。収集運搬料金は2,970円〜26,840円(税込)と幅があり、品目・サイズや回収先の住所によって異なります。
支払いは現地での現金払いとなり、回収希望日の3営業日前までに申し込む必要があります。
エレベーターなしの3階以上の階段上げやクレーン吊りなど特殊な搬出が必要な場合は、別途見積もりが必要です。
家電量販店の回収サービスを利用する
大田区内の家電量販店では、冷蔵庫の新規購入時に古い冷蔵庫を引き取ってもらう「買い替え回収」のほか、回収のみのサービスを提供している店舗もあります。
家電リサイクル法に基づき、冷蔵庫を取り扱う販売店には引き取り義務が課されているため、基本的にどの店舗でも依頼が可能です。
費用はリサイクル料金に加え、各店舗の収集運搬料金がかかります。以下に大田区内の主な家電量販店をまとめました。
| 店舗名 | 所在地・アクセス | 収集運搬料金(冷蔵庫) | |
|---|---|---|---|
| コジマ×ビックカメラ 池上店 | 大田区池上(池上駅より徒歩約10分) | 1,650円~(税込) | |
| ヤマダ電機 テックランド大田糀谷店 | 大田区萩中(糀谷駅より徒歩約15分) | 1,650円(税込)~ | 可 |
| ノジマ グランデュオ蒲田店 | 大田区蒲田(JR蒲田駅より徒歩約1分) | 要問い合わせ |
リサイクルショップへ売る
冷蔵庫の製造年が比較的新しく(目安として製造から5年以内)、状態が良好であれば、リサイクルショップへの買い取り依頼も選択肢の一つです。買い取りが成立すれば処分費用がかからないだけでなく、収入を得られる場合もあります。
買い取り金額は容量・メーカー・状態によって大きく異なり、3,000円〜30,000円程度になるケースもあります。
ただし、年式が古い・動作不良・外観に傷がある場合は買い取り不可となることも多いため、事前に査定を依頼するか、複数の店舗に一括査定できるサービス(大田区が案内する「おいくら」など)を活用するとよいでしょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、冷蔵庫の室内からの搬出・運搬・引き取りをすべて任せられる点が最大のメリットです。引っ越しや大掃除で他にも処分したいものがある場合は、まとめて依頼することでコストを抑えられる場合もあります。
また、即日対応や時間指定に応じている業者も多く、スケジュールの融通が利きます。一方で費用相場は12,000円前後からと高めになりがちです。大田区が注意喚起しているように、無料回収をうたう悪質業者も存在するため、許可を持つ適正業者を選ぶことが重要です。
依頼前に必ず見積もりを取り、料金体系が明確な業者を選びましょう。
大田区で冷蔵庫を処分する際にかかる費用

冷蔵庫を処分する際には、大きく分けて「リサイクル料金」と「収集運搬料金」の2種類の費用が発生します。処分方法によってはどちらか一方のみで済む場合もありますが、一般的には両方の支払いが必要です。自分で指定引取場所に持ち込む場合はリサイクル料金のみとなり、最も費用を抑えられます。
リサイクル料
リサイクル料金は、冷蔵庫の容量(全定格内容積)によって異なります。大田区公式サイトによると、170リットル以下の「小」サイズは3,740円から、171リットル以上の「大」サイズは4,730円からとなっています。
料金はメーカーによっても差があるため、正確な金額は一般財団法人 家電製品協会の家電リサイクル券センター(RKC)のサイトで確認することをおすすめします。リサイクル料金は冷蔵庫の扉内側に記載されている「全定格内容量(容積)」の数値で判断します。
| 冷蔵庫のサイズ | リサイクル料金の目安 |
|---|---|
| 小(170リットル以下) | 3,740円〜(税込・メーカーにより異なる) |
| 大(171リットル以上) | 4,730円〜(税込・メーカーにより異なる) |
収集運搬料
収集運搬料金は、冷蔵庫を回収・運搬する業者によって異なります。家電リサイクル受付センターを利用した場合の基本料金は2,600円〜4,000円程度です。SG-ARKでは2,970円〜26,840円(税込)と幅があり、住所や搬出条件によって変動します。家電量販店では店舗ごとに料金が設定されており、主要チェーンでは1,650円前後が目安です。
3階以上でエレベーターがない場合は追加料金(1,100円程度)が発生するケースもあります。なお、指定引取場所へ自分で持ち込む場合は収集運搬料金がかかりません。
| 処分方法 | 収集運搬料金の目安 |
|---|---|
| 家電リサイクル受付センター | 2,600円〜4,000円程度 |
| SG-ARK | 2,970円〜26,840円(税込) |
| 家電量販店(コジマ×ビックカメラ、ヤマダ電機など) | 1,650円〜(税込、店舗・条件により異なる) |
| 指定引取場所へ持ち込み | 0円(リサイクル料金のみ) |
大田区で冷蔵庫を処分する際の注意点

冷蔵庫を処分する際は、費用や手続きだけでなく、搬出・運搬時の安全に関する注意点も把握しておくことが重要です。特に大型の冷蔵庫は重量があり、誤った取り扱いをすると機器の破損や故障につながる場合があります。以下の2点を必ず守って、安全に処分を進めましょう。
「無料で回収します」と声をかけてくるトラックや業者には注意が必要です。冷蔵庫には必ずリサイクル料金が発生するため、無料での回収は適切な処理が行われていない可能性があります。大田区も悪質業者への注意を呼びかけており、依頼前に一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者かどうかを必ず確認しましょう。
運搬する際は寝かせて積み込まない
冷蔵庫を横に倒して(寝かせて)運搬することは避けてください。冷蔵庫内部にはコンプレッサーと冷媒を循環させる配管があり、横倒しにするとコンプレッサーオイルが配管内に流れ込み、故障の原因となります。やむを得ず傾ける場合も、できる限り立てた状態を保つよう努め、45度以上傾けないことが推奨されています。
自家用車で指定引取場所へ持ち込む際も、荷台に立てた状態で固定して運ぶのが原則です。搬出が困難な場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。
搬出する1時間前に電源コードを抜いておく
冷蔵庫を処分・搬出する際は、少なくとも1時間前には電源コードを抜いておきましょう。冷蔵庫の内部には冷媒ガスが循環しており、電源が入ったまま動かすと冷媒や部品に負荷がかかる恐れがあります。
また、冷蔵庫内に残っている食品はあらかじめ取り出し、庫内を空にした状態にしておくことが必要です。製氷機付きの冷蔵庫の場合は給水タンクの水も抜いておくと、搬出時の水漏れを防ぐことができます。冷蔵庫内の霜や水分は布で拭き取り、乾燥させた状態で搬出を迎えましょう。
まとめ

大田区では、家電リサイクル法により冷蔵庫を粗大ごみとして処分することができません。処分方法は「家電リサイクル受付センターへの依頼」「指定引取場所への持ち込み」「SG-ARKの利用」「家電量販店の回収サービス」「リサイクルショップへの売却」「不用品回収業者への依頼」の6つがあります。
費用を最小限に抑えたい方は指定引取場所への持ち込みが最適で、手軽さを重視するなら家電リサイクル受付センターやSG-ARKが便利です。冷蔵庫の状態が良ければリサイクルショップへの売却も選択肢に入ります。搬出時は横倒しにせず、1時間前に電源を抜くなどの注意点も守って、安全に処分を進めてください。
- 冷蔵庫は家電リサイクル法の対象のため、大田区では粗大ごみとして処分できない
- 費用を抑えたい場合は指定引取場所への持ち込みがおすすめ(リサイクル料金のみ)
- 搬出1時間前には電源コードを抜き、庫内を空にして乾燥させておく
- 運搬時は横倒しにせず、立てた状態を保つ
- 不用品回収業者を利用する際は許可を持つ適正業者を選び、必ず事前見積もりを取る
参考:大田区家電のリサイクル
大田区不用品回収センターの回収実績

